飼い猫がLINEスタンプに!?エンジニアがAIと挑んだ「推し猫スタンプ」制作記録

AI時代の新しい趣味!飼い猫がLINEで喋り出すまで

こんにちは。今回はちょっとプライベートなお話です。

なんと、うちの飼い猫をモデルにした「オリジナルLINEスタンプ」を自作してLINEで自分専用に使えるようにした、そんな趣味の制作記録をシェアしたいと思います。エンジニアの技術力とAIツールを駆使しながら、自分だけの「推しスタンプ」を完成させていく体験は、まさに現代ならではのクリエイティブな挑戦でした。

きっかけは、日常の“癒し”から

最近は在宅ワークの頻度も増え、仕事中もよく近くにいる愛猫。仕事の合間にふと目をやると、ちょっと面白い格好で寝ていたり、不思議そうな顔で画面を見ていたり・・・。そんな姿をスマホで撮りためていたある日、ふとこんなことを思いました。

「この猫、スタンプにしたら絶対かわいいんじゃ?」

そんな直感から、”愛猫をLINEスタンプにしたい!”というプロジェクトが静かに始まりました。ただ、決して絵心があるわけでもない自分。果たしてそんなことができるのだろうか・・・?
「でも今はAIがあるじゃないか」と思い出し、ChatGPTのAI画像生成機能を活用してみることにしたのです。

AIとタッグを組んで、猫をスタンプ用イラストに変身!

まず最初に取り組んだのが、猫の写真をスタンプ向きの“イラスト風”に変換すること。ChatGPTに相談しながら、以下のような希望を伝えてプロンプトを調整していきました。

  • 写真をベースにしたリアルなタッチの猫イラスト
  • 表情やポーズは多彩に(喜怒哀楽+日常動作など)
  • 背景は透過、スタンプ用に正方形で構図を整理
  • 手足や耳の動きが活きる構図に調整

例えば、こんなシーンを描いてみました。
シーンによって「文字」も入れてもらいます。

  • 凛々しく敬礼しているポーズで「ラジャー!」
  • 哀愁ただよう猫背で背中を向けているポーズ
  • 両手を広げて飛びつくようなジャンプポーズ
  • 顔の前で手を合わせて恍惚とした「うれしい!」

などなど、表情豊かな猫スタンプが次々と誕生していきました。気づけば16種類分のシーンをイラスト化し、だんだんと「スタンプセット」としての輪郭が見えてきたのでした。

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AIに読み込ませた画像。他にも様々なアングルの計10枚を使用しました。
line stamp_008
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画像を元にイラスト化して、ポーズや文字を設定していきます。

LINEスタンプメーカーで非公開登録!

イラストが揃ったところで、次はLINEへの登録作業。使用したのは、LINE公式の無料アプリ「LINEスタンプメーカー」です。使い方はシンプルで、画像をアップロード → 吹き出しや文字を追加(今回は無し) → 配置と調整 → 登録申請という流れ。今回の目的はあくまで『自分専用で使うこと』だったため、販売はせずに非公開設定で申請しました。スタンプの審査は数日程度で完了し、LINEのトーク画面で自分のスタンプが使えるように!

初めて愛猫スタンプを押したときは、ちょっと感動・・・。

「いまちょっと寂しい気分です」の気持ちを、猫の後ろ姿で伝えるだけで、なんとも言えないほっこり感があるんです(笑)

スタンプ制作の裏側にある“開発者目線”の楽しさ

今回の制作は完全にプライベートな趣味としての挑戦ですが、振り返ってみるとエンジニアとしてのスキルや思考が自然と活かされていたなと感じます。

  • 目的から逆算して、どう構成・分解して進めるか
  • AIに何をどう伝えると期待通りの出力が得られるか(プロンプト設計)
  • フォーマットや画像の整形処理
  • 複数のツールを使った工程の連携

など、まさに小さな開発プロジェクトのような進行でした。しかもそれが、自分の「推し猫」を主役にした作品というのだから、テンションも上がるわけです(笑)

まとめ:誰でも始められる“推しスタンプ制作”という新たな趣味

今回、自分で猫のLINEスタンプを作ってみて一番驚いたのは、「思っていたよりずっと簡単だった」ということ。イラストの生成も、スタンプの登録も、ある程度の流れがわかれば誰にでもできる作業です。特にAIを活用すれば、絵が描けなくてもオリジナル作品が作れる時代なんだと実感しました。

今や、ペット・子ども・趣味キャラ・推し活…なんでもスタンプにできる時代です。日常の“好き”を、ちょっとした技術と工夫で形にする楽しさ。それは、開発者である私にとっても、何より心が満たされる体験でした。

もしこの記事を読んで、「自分も作ってみたいな」と思っていただけたなら、ぜひ気軽にトライしてみてください!
LINEのトークルームが、ちょっとだけ特別な空間になりますよ。

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