農産物関連施設向け 在庫・選別管理システムを開発

実績03

業務システムを提供する企業様より、その先に存在する複数のエンドクライアント様向けに、それぞれの業務内容に合わせたアプリケーションを開発したいというご相談をいただきました。

今回の案件では、開発言語として「C#.NET」が指定されており、共通するシステム構成や基本機能を踏まえながら、エンドクライアント様ごとの業務内容やデータ管理方法に合わせて、データベースを含む業務アプリケーションを個別に構築することが求められました。

単一のシステムを一社へ納品するのではなく、発注者様と連携しながら、その先にいる複数のお客様の業務を理解し、それぞれに適したシステムへ展開していくことが今回の開発の大きな特徴です。

ご依頼内容

主なご要望は以下の通りです。

  • 開発言語はC#.NETを使用する
  • 発注者様の先に複数のエンドクライアント様が存在する
  • エンドクライアント様ごとに異なる業務内容へ対応する
  • 各システムにデータベースを組み込む
  • 共通する基本的な仕組みを活用しながら、個別要件にも対応する
  • 現場で使用する各種端末や周辺機器との連携も考慮する
  • 登録・検索・管理・帳票出力など、実際の業務フローに沿ったシステムを構築する

開発のポイント

今回の開発で重要となったのは、「同じ業務アプリケーションを複数社へそのまま提供する」のではなく、共通部分と個別部分を整理しながら開発を進めることでした。

エンドクライアント様によって、管理するデータ、作業の流れ、使用する機器、必要となる帳票などは異なります。そのため、発注者様から提示される仕様や企画書を確認し、それぞれの業務に必要な機能を整理したうえで開発を行いました。

一方で、データの登録・検索、マスタ管理、履歴管理、帳票発行など、業務システムとして共通化できる部分もあります。

こうした共通要素を活用しながら、必要な部分だけをエンドクライアント様ごとに調整することで、開発効率と個別対応の両立を図りました。

在庫管理システムをはじめとした業務アプリケーションを構築

実際に開発したシステムの一例として、農産物関連施設向けの「在庫管理システム(IMS)」があります。企画書では、荷受から計量、在庫管理、選別計画、選別・袋詰め、加工、検査、出荷まで、一連の業務をシステム化する構成が検討されています。

システム内には、総合管理、荷受登録、選別管理など複数の機能・端末が存在し、荷受・製品・マスタ管理、出来高データ管理、各種帳票、プラント指示書、検査結果入力、出荷伝票作成、出荷管理など、現場業務に必要な機能が盛り込まれています。

また、現場内の各設備に合わせて、フレコン管理、紙袋管理、選別管理などの装置を配置し、製品カードの発行や在庫検索などを行う構成となっています。

データベースを活用した詳細な情報管理

業務アプリケーションでは、画面を作成するだけでなく、「どの情報をどのような単位で管理するか」を設計することが重要です。

今回のシステムでは、年度、日付、連番、生産者番号、品目、品種、個別番号、荷受場所、原料・製品などの種類、荷姿、選別系列など、多くの項目をデータとして管理しています。生産者や品目、品種、荷受場所などについてはマスタデータとして登録し、画面上から選択できる構成としています。

また、荷受・出荷・加工について、それぞれロット番号を割り当て、年度、日付、連番、生産者、品目、品種などの情報を組み合わせて個別の履歴を管理する仕組みも設けられています。

こうしたデータ構造を業務内容に合わせて設計することで、「誰の」「何の製品が」「いつ」「どこで」「どのような状態にあるのか」を追跡できる業務システムを構築しました。

QRコードや帳票を活用した現場作業への対応

実際の業務では、パソコン上のデータ管理だけでなく、現場で作業する担当者が簡単に情報を登録・確認できる仕組みも必要となります。

今回の例では、原料を受け付ける際に生産者や品種などの情報を登録し、フレコン袋ごとに個別番号を設定したカードを発行します。発行したカードにはQRコードを使用し、その後の工程で情報を呼び出せる仕組みとなっています。

荷受登録画面では、生産者、品目、品種、個別番号、荷受場所、種類、形態などを入力し、カード発行によってデータを確定します。また、生産者については、ふりがな、電話番号、生産者番号、氏名などから検索できる機能も用意されています。

さらに、後工程で重量を登録する場合には、カードに印刷されたQRコードを読み込んで登録済みのデータを呼び出し、計量した重量を追加入力するなど、現場作業の流れに合わせた操作方法を採用しています。

エンドクライアント様ごとの仕様に合わせて開発

複数のエンドクライアント様へシステムを提供する場合、同じ業種や同じ目的のシステムであっても、実際の運用方法はそれぞれ異なります。

設備の配置、管理対象となるデータ、入力する項目、検索方法、帳票の形式、使用する端末などを確認し、それぞれの現場に合わせてシステムを調整しました。

アップいただいた企画書でも、複数の建屋や作業場所に荷受登録装置、選別管理装置、紙袋管理装置、フレコン管理装置などを配置する構成が示されており、システムを実際の施設や作業動線に合わせて設計していることが分かります。

単純に仕様書通りにプログラムを作成するだけではなく、「どの場所で」「誰が」「どのタイミングで」「どの端末を操作するのか」まで考慮して開発を進めることが重要な案件となりました。

C#.NETを使用した業務システム開発にも対応

EJCOMS株式会社では、WebシステムやAIを活用したアプリケーションだけでなく、今回のようなWindows環境で利用する業務アプリケーションの開発にも対応しています。

「既存システムと同じC#.NETで開発してほしい」「データベースを利用した業務システムを構築したい」「自社の先にいる複数の顧客向けにシステムを展開したい」「顧客ごとに異なる仕様へ対応してほしい」といったご要望についても、既存の仕様や運用方法を確認しながら開発方法をご提案いたします。

画面やデータベースの開発だけでなく、QRコード、プリンター、各種端末などを利用した現場業務との連携も含め、実際に使用する環境を考慮した業務アプリケーションの開発を行っています。

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